カテゴリ: 世界時計

電力不足対策としてサマータイムを実施すべき

2011年3月14日

東日本巨大地震により発電所の停止が相次いでいるため、電力供給が需要に追いつかなくなる状況になっており、今日から計画停電が始まったというニュースが流れています。

計画停電のニュースを読んでいると、電力の使用のピーク時は、今の時期では点灯が始まる午後6時から午後7時だということです。この記事を読んで、ぱっと頭にひらめいたのが、サマータイムを実施すべきなのではないかということでした。アメリカとカナダでは、昨日からサマータイムに入っています。

東京の日の出、日の入りの時間は、国立天文台の暦計算室東京のこよみで調べると、今日で日の出が5時54分、日の入りが17時47分となっています。これを1時間、場合によっては1時間30分前にずらすことにより午後7時まで明るい状況になります。サマータイムを実施するとともに、日中の照明灯の使用を最小限にすれば、電力の使用をかなり押さえることができると思います。

なお、私自身は、このホームページのサマータイムについてに書いているように、サマータイムを実施することについては反対です。しかし、電気というのは、生活のインフラであり、停電するというのは、交通機関の運休や信号機の停止等日常生活に大きなマイナスがあるので、節電をしてできる限り避けるべきです。だから、できることは何でもすべきだ思って、このようなことを書きました。

サマータイムの開始日について

2011年2月19日

まだまだ、寒さは厳しいですが、日差しは強くなってきました。そろそろ、北半球では、サマータイムが始まり、南半球では、サマータイムが終了する季節が近づいてきました。主な国のサマータイムと冬時間の開始日は以下のようになっています。詳しくは世界時計の該当のページをみてください。

・サマータイム開始日(トルコが1日延期になりました。3/21修正)

  • アメリカ、カナダ 3月13日(日)
  • ヨーロッパ・ロシア 3月27日(日)
  • トルコ 3月28日(月)
  • イスラエル 4月1日(金)
  • メキシコ 4月3日(日) (アメリカ国境沿いの一部の地域では3月13日(日))
  • エジプト 4月29日(金)

・冬時間開始日(チリが延期になりました。3/10修正 再延期になりました 4/2 修正)

  • ブラジル 2月20日(日)
  • チリ、ウルグアイ 3月13日(日)
  • オーストラリア、ニュージーランド、チリ 4月3日(日)
  • パラグアイ 4月10日(日)
  • チリ 5月8日(日)

2011年 世界で一番早い「新年」、「初日の出」の場所

2010年12月29日

2012年 世界で一番早い「新年」、「初日の出」の場所」はこちら

今年も残り少なくなってしまいました。新年を迎えるにあたり、世界で一番早く新年を迎える場所と、初日の出が一番早く見られる場所を調べて見ました。

世界で一番早く新年を迎える場所については、日付変更線の西側にある太平洋の国や地域を調べると以下のようになりました。キリバスのライン諸島はもともとは日付変更線の東側にあった地域ですが、一つの国の中に日付変更線があるのは不便だということで1995年に日付変更線を東にづらしたため世界で最も早く日が変わる場所になりました。また、チャタム諸島が2位になりましたが、それはニュージーランドがサマータイムを実施しているためで、チャタム諸島とほぼ同じ経度にあるトンガやキリバスのフェニックス諸島よりも早く新年を迎えることになります。

逆に、新年を迎えるのが最も遅い地域は、以下のようになります。ベーカー島とハウランド島は無人島なので、人が居住している地域ではアメリカ領サモアとニウエが最も新年を迎えるのが遅い地域になります。なお、サモアは、アメリカ領サモアより西にありますがサマータイムを実施しているため1時間早く新年を迎えることになります。

初日の出が早く見られる場所は、このホームページに登録している場所では、ニュージーランドのチャタム島が日本時間の1時7分で最も早い場所となりました。この時期は南東に行くほど日の出が早くなります。日本でも、東にある北海道の納沙布岬より、千葉県の犬吠埼が初日の出の時刻が早くなります(参考国立天文台)。

チャタム島には人が居住しており、ライン諸島にはキリスィマスィ島より南東には島がありますがすべて無人島のようなので、人が居住している場所ではチャタム島が最も早く初日の出が見られる場所だといえます。無人島も含めるとキリバスのライン諸島のミレニアム島(カロリン島)が0時44分で世界でもっとも早い場所になります(参考国立天文台)。

逆に最も初日の出が遅いのは、米国海洋大気庁地球システム研究所のウェブページ(http://www.esrl.noaa.gov/gmd/grad/solcalc/)で調べると、アラスカのアメリカ大陸の西端であるスワード半島で日本時間の2日の6時32分です。位置的は日付変更線の東側で最も西にあるアリューシャン列島のアッツ島は5時42分でそれよりも遅くなっています。ところで、スワード半島より北に行くとこの時期は極夜なので、初日の出を見るのが最も遅いのは、人が定住する地として最も北にあるスヴァールバル諸島で暮らす人々ともいえるかもしれません。

秋分の日です

2010年9月23日

今日は秋分の日ですが、やっと涼しくなって猛暑が終わったという天気なりました。2010年の猛暑の記録をどうやって整理をすればいいのか思案しています。コメントにあった連続猛暑日、連続熱帯夜も含めて今年の猛暑の記録が整理できればと思っています。

秋分の日といえば、北半球では、サマータイムが終了し、南半球では、サマータイムが始まる季節になったということです。主な国のサマータイム等の開始日は以下のとおりで、詳しくは世界時計のページをみてください。

・サマータイム開始日

  • ニュージーランド 9月26日(日)
  • オーストラリア 10月3日(日)
  • チリ 10月10日(日)
  • ブラジル 10月17日(日)

・冬時間開始日

  • エジプト 10月1日(金)
  • ヨーロッパ・ロシア・トルコ 10月31日(日)
  • メキシコ 10月31日(日) (一部の地域では11月7日(日))
  • アメリカ、カナダ 11月7日(日)

日の出と日の入りの時間の計算機能の追加

2010年6月6日

世界時計で主要な都市の日の出と日の入りの時間を計算できる機能を追加しました。日の出、日の入りで表示している時間は、サマータイム中はサマータイムを適用した現地時間となっています。

世界の各地の日の出と日の入りの時間については、米国海洋大気庁地球システム研究所のウェブページ(http://www.esrl.noaa.gov/gmd/grad/solcalc/)がよくできていますので、正確なデータが必要な場合はそちらで確認するようにしてください。自分で確認したところでは、このページで計算した時間は、2分ぐらいの差に収まっています。