南半球では 2012-2013 のサマータイムが始まります

2012年9月22日

今日は秋分の日です。南半球ではこれから昼の時間の方が夜より長くなるので、サマータイムがはじまる時期になりました。オーストラリアでは、10月7日からサマータイムになります。以下に南半球でのサマータイムの開始日の一覧を作成しておきます。一覧表にしてみると南半球ではサマータイムを導入している国が9カ国だけと少ないですね。それから、チリナミビアはすでにサマータイムが始まっていました。

イギリス気象庁の Web が凄い

2012年7月10日

ロンドンオリンピックがもうすぐ始まるので、イギリス気象庁の Web サイトをみていて凄いことに気がつきました。Web ページそのものも、日本の気象庁のものが日頃見慣れているので新鮮に感じます。しかし、本当に凄いのは、Met Office DataPoint のサービスです。天気予報と観測結果を API で公開していてライセンスは Open Government Licence となっています。商用に使えるかどうかの質問に対しては、条件はあるけど商用の Web サイトでの利用を積極的に奨励していると回答しています。

Yes, we actively encourage the use of the DataPoint web services on commercial websites, subject to the conditions set out in the Detailed terms and conditions.

ロンドンの天気はころころ変わるそうですが、そのためかメインの予報が3時間毎の時系列予報になっています。確かに日本のように明日の天気にしてしまうと、晴れ時々曇り一時雨ばかりになって訳がわからなくなりそうです。やっぱり天気予報にも土地柄はでるのものです。

日本の天気予報APIは名前のとおり天気予報だけだけど、天気予報と週間天気予報で初期費用10万円、毎月の利用料が3万円するので、小さな企業が手軽に使えるようなものではありません。イギリス気象庁の場合は、無料(1日5000リクエスト以内、1分100リクエスト以内の場合)で提供されているので、個人でも手軽に利用することができます。世界時計のロンドンの時差と現在時刻のページに天気予報を追加してみました。また、ツイッターに、「ロンドンの天気予報bot」を作ってみました。

天気APIを無料で公開しているのは、イギリスだけではありません。アメリカ、オーストラリア、ノルウェーでも 公開しています。カナダでは、RSSで最新の気象と天気予報をRSSで公開しています。これらのデータを世界時計のページで使うことについて著作権等の問題はないようなの今後天気予報を追加していく予定にしています。

南半球ではサマータイムが終了します

2012年3月1日

南半球では、2011-2012年のサマータイムが終了する季節になりました。冬時間になる日は以下のとおりです。なお、フィジーとブラジルは既にサマータイムが終了しています。

アメリカ、ヨーロッパでサマータイムがはじまります

2012年3月1日

北半球では、2012年のサマータイムがはじまる時期になりました。以下に北半球でのサマータイムの開始日の一覧を作成しておきます。なお、ヨーロッパでは、ロシアベラルーシが2011年からサマータイムを標準時とすることでサマータイムを廃止しています。

2012年 世界で一番早い「新年」、「初日の出」の場所

2011年11月27日

2013年 世界で一番早い「新年」、「初日の出」の場所を作成しています。こちらをご覧ください。

今年も残りが1ヶ月となってしまいました。そこで、昨年に引き続き世界で一番早く新年を迎える場所と、初日の出が一番早く見られる場所を調べて見ました。

2012年の新年で昨年と大きく変わるのは、サモアが、現在は日付変更線の東側に位置していますが、2011年末に、日付変更線をずらして西側に移動する予定になっていることです。サモアにあわせてトケラウも同じよう日付変更線の西側に移動するというニュースもあります(BBC News 英語)。なお、昨年まで世界で一番早く新年を迎えていたキリバスのライン諸島も、昔は日付変更線の東側にあった地域ですが、一つの国の中に日付変更線があるのは不便だということで1995年に日付変更線を東にずらしています。以上のこと及びサマータイムを考慮すると、「2012年の新年」を迎える順番は以下のようになります。

逆に、新年を迎えるのが最も遅い地域は、以下のようになります。ベーカー島とハウランド島は無人島なので、人が居住している地域ではアメリカ領サモアとニウエが新年を迎えるのが最も遅い地域になります。サモアとアメリカ領サモアは、世界で一番早く新年を迎える国と最も遅く迎える国になりました。約100Kmほどしか離れていないので、新年と初日の出を2回迎えるということも簡単にできると思います。

初日の出が早く見られる場所は、経度だけで言えばキリバスのライン諸島が最も東にありますが、この時期は南東に行くほど日の出が早くなります。日本でも、最も東にある北海道の納沙布岬より、千葉県の犬吠埼が初日の出の時刻が早くなります(参考国立天文台)。初日の出が早く見られる場所は、このホームページに登録している場所では、ニュージーランドのチャタム島が日本時間の1時7分で最も早く日の出を迎える場所となりました。

チャタム諸島には人が居住しており、ライン諸島にはキリスィマスィ島より南東には島がありますがすべて無人島のようなので、人が居住している場所ではチャタム諸島が最も早く初日の出が見られる場所になります。チャタム諸島で人が住んでいて最も南東の島はピット島なので、ピット島が世界でもっとも早く初日の出が見られる場所だといえます。無人島も含めるとキリバスのライン諸島のミレニアム島(カロリン島)が0時43分で世界でもっとも早い場所になります(参考国立天文台)。米国海洋大気庁地球システム研究所のウェブページ(http://www.esrl.noaa.gov/gmd/grad/solcalc/)で調べると、南極大陸の東経135度の海岸線付近には、ミレニアム島よりも早く初日の出が見られる場所があるようです。なお、2012年から世界で一番早く新年を迎える国・地域の一つになったサモアの初日の出の時刻は2時2分(日本時間)でチャタム島より1時間ほど遅くなります。

標高が高くなると日の出の時間が早くなります。日本の本土では富士山の山頂の方が犬吠埼よりも早く初日の出を見ることができます。ニュージーランドのヒクランギ山が世界で一番早く初日の出が見られる場所といわれていますが1時40分(日本時間)頃であくまで本土ではという話になります。なお、世界で最も早く初日の出を見ることができる都市は、ヒクランギ山の南東にあるギスボ-ン市で1時44分(日本時間)です。なお、ギスボ-ン市は世界で最も東にある都市だといわれていますが、フィジーのスバの方が人口も多く少しだけ東にあります。でも、ギスボ-ン市が東の果てにある町だということには違いないと思っています。

逆に最も初日の出が遅いのは、米国海洋大気庁地球システム研究所のウェブページで調べると、アラスカのアメリカ大陸の西端であるスワード半島の先端で日本時間の2日の6時32分です。位置的は日付変更線の東側で最も西にあるアリューシャン列島のアッツ島では5時42分でそれよりも遅くなっています。スワード半島より北に行くと先端よりも少し日の出が遅い地域がありますが更に北にいくとこの時期は極夜になります。そう考えると、初日の出を見るのが最も遅いのは、人が定住する地として最も北にあるスヴァールバル諸島であるといえます。スヴァールバル諸島の初日の出は2月17日頃です。

世界の各地の都市の初日の出の時間は、このウェブページもそれぞれのページで計算することができます。以下は、主要都市へのリンクです。

アジア

北京上海香港ソウル台北マニラホーチミンジャカルタバリ島バンコクデリームンバイマレ島ドバイリヤド

ヨーロッパ

ロンドンパリベルリンローママドリードウィーンプラハアテネアムステルダムコペンハーゲンストックホルムヘルシンキモスクワイスタンブル

北アメリカ・南アメリカ

モントリオールトロントバンクーバーニューヨークシカゴシアトルサンフランシスコロサンジェルスメキシコシティサンパウロブエノスアイレスサンティアゴ

アフリカ

カイロナイロビヨハネスブルグ

オーストラリア・太平洋地域

シドニーケアンズパースオークランドクライストチャーチホノルルグアムサイパン島パラオフィジー